手術までの不安と準備編
はじめに
『もう、手術が必要な段階まで来ましたね』
お医者さんから告げられた瞬間、
ただの便秘や痔だろう。と思っていた症状が
『肛門ポリープ』だったとは夢にも思わず、
恐怖心よりも先に頭が真っ白になりました。
最初は、恐怖心から来る絶望感で
手術のことを考えるだけで気が重かったです。
でも、振り返るとあの時の気持ちを正直に書き残すことで、
今同じ症状で悩んでいる方も安心できるのかな?
と思いました。
手術を勧められた時の気持ち
前回のブログでも書きましたが、
『肛門ポリープ』は命にかかわるような
急を要するものではありません。ですが、私の場合は
痛みも強く、サイズも大きくすぐにでも取ったほうが良いみたいで、
命にはかかわらないとしても、
将来、排便機能を失うことになる恐れもあるということで
焦りや不安と絶望感で落ち込んでいました。
家についてからも、ネットでずっと検索を続けて
『肛門ポリープ 手術 痛い』
等をずっと調べていました。
そうすることで不安は増すばかり…。
だけど、たまたまインスタグラムで見つけた
とある病院の退院患者さんからのお手紙というものが目に入り、
そこには、手術後の快適な暮らしの様子が
書かれていました。
それを読んで、私もこの少しの恐怖心と戦えば、
何年も苦しんできたこの痛みから解放されるんだ!
と希望が見え、『何とかなるのかも…?』と
心を落ち着かせることができました。
手術を決断するまでの葛藤
恐怖心とは戦う準備ができましたが、
決断するまでには、悩むポイントが
ほかにもいくつかありました。
それは、仕事を休むということの不安です。
私の仕事は大まかにいうと『総務』のポジションにいます。
現在、上司と2人で仕事を回しているのですが、
私が長く仕事を休むと、
上司に迷惑をかけてしまうのではないか?
また、私の持っている仕事がせめて終わるまでは
休むなんで無理じゃないのか?
そんなことをずっと悩んでいました。
ですが、そんな悩みとは裏腹に、
どんどん悪化していく症状。
そんな私を見かねて、
「仕事は何とかなる!体を一番に考えなさい!」
そのように言ってくれた上司に背中を押され、
手術を受けることを決心しました。
手術に向けて準備したこと
術前検査
手術の日程が3日後に決まり、
病院で術前検査をすることになりました。
検査内容は血液検査とレントゲン写真です。
恥ずかしながら、注射も大の苦手で、
毎回、ベッドなどに横になって処置してもらいます。
ただ、今回肛門ポリープの症状がとても痛かった私は、
普段では考えられないほど注射痛みを感じず、
すんなりと終わりました。
入院や手術の説明
入院すること自体も初めてだった私は、
大部屋と個室のどちらがいいのかもわからず、
個室になると別料金がかかるそうで、
大部屋にしてもらいました。
ただ、ここに関しては、思ったことがあったので、
また、次回に書こうと思います。
手術に関しては先生から
『脊髄麻酔』を使った手術になると伝えられました。
背中の腰の部分に髪の毛よりも小さい注射で麻酔を入れ、
完全に下半身の感覚をなくして行う手術とのことでした。
そして、その脊髄麻酔だけ頑張ってくれたら、
あとは痛みはゼロで頑張るから安心して!と言われ
脊髄麻酔に対して少しの恐怖心はありましたが、
なんだか頑張れそうな気がしてきました。
当日の食事や持ち物の準備
手術当日は、朝ご飯をしっかり食べるように言われました。
私も、食べていいのかな?!と思っていましたが、
先生曰く、朝ご飯をしっかり食べないと体力が心配で
それこそ危険だからいっぱい食べてきてほしいとのことでした。
持ち物に関しては、何が必要かわからず
とりあえず、病院からもらった書類に書かれていたものを準備し、
それ以外には百円ショップで
必要そうなものをそろえていきました。
持って行ってよかったものは、
後日、ご紹介できればと思います。
そして、こうやって準備していると、
旅行のようなわくわく感とは違い
考えれば考えるほど鼓動が早くなっていくのが
自分自身ですごくわかり、
『いよいよなんだな』と実感が沸いてきました。
手術前日までに感じたこと
やっぱり、なかなか恐怖心や不安って無くならないもので、
今すぐにでも『やーめた!』って言いたい気持ちと
『なんで、こんな目に合わないといけないんだ!』という気持ち。
そして反対に『早く終わって、痛みのない普通の生活に戻りたい』
という、色々な気持ちがぐるぐるとずっと入り混じっていました。
でも、やっぱり何よりも普通の痛みのない生活に
戻りたい気持ちが大きく、
寝る直前には、覚悟も決まって
意外とすんなり眠りにつくことができました。
最後に
手術前日は本当に怖くて怖くて
ずっと泣きわめきたい気持ちだったのですが、
準備をしながら、未来の治った自分を
想像すると、不思議と心が落ち着きました。
この記事を読んでくれている方の中に
もし、私と同じ状況の方がいたら、
その不安な気持ちは、自分だけじゃないので
安心していただけたら嬉しいです。
次回は、手術当日の体験談を書くので、
よかったら是非見に来てください。


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