手術当日編|手術室の雰囲気と実際の流れ

暮らし

手術当日編

いよいよ手術当日…

夜は以外にもぐっすり眠れた私ですが、

朝、目が覚めた瞬間から心臓のバクバクが止まりませんでした。

『本当に大丈夫かな?』という不安と

『早く終わって楽になりたい』という期待感。

二つの感情が入交っていました。

ただ、『朝ご飯はしっかり食べるように!!』

と先生からも言われていたので、

ご飯・味噌汁・納豆

この、『ザ・朝ご飯』をしっかり食べて

母に病院へ送ってもらいました。

11時に病院へ来るように指定されていたので

それに合わせて病院に行ったのですが、

到着するころには、家を出る直前の排便により

痛みで、意識が飛びそうなほどでした。

病院に着くと、入院病棟にすぐに案内され、

思っていたより落ち着いた雰囲気で少し安心しました。

今日は、手術室に入るまでの流れ、麻酔のこと、

あとは、実際の雰囲気などリアルな体験をお伝えします。

あとは、入院に持っていってよかったものも

ご紹介いたします。

病院に到着してからのこと

到着した時のわたしの気持ち

病院に到着して、入院病棟に案内されてからは

すぐに母親も帰り、

しばらくの間、病院のベッドで横になっていました。

その間も、ずっと続く痛みに、

不安や緊張はもちろんありますが

『早く手術してしまって!!』

そんな気持ちに変わっていってました。

着替えと必要書類の確認

しばらくしてから、笑顔の素敵な看護師さんが来て、

手術用の着替えを持ってきてくれました。

おしりの部分にだけ穴が開いていて

上から膝丈くらいのワンピースの様な

着衣に着替えました。

そして、血圧の検査と体温を測り、

点滴が始まりました。

左腕に点滴をしたのですが、

腕に針が刺さっているという状況を

考えただけでも吐きそうで、

それからはずっと右を向いていました。

そして、持ってきた書類を見ながら

家族構成や緊急連絡先の確認がありました。

看護師さんがいなくなってからは、

スマホで、脊髄麻酔の痛み軽減について

ずっと調べていました。笑

手術前の説明と準備

手術が数時間後に迫り、

準備のために、浣腸をしました。

普段から軟膏をおしりに入れていたので、

特に違和感などはなかったのですが、

『トイレに行きたくなると思いますが、

5分から10分たってから言ってくださいね~』

と看護師さんが立ち去った1分後、

とんでもない腹痛に襲われ、3分ほどベッドの上で

我慢していましたが、限界が来てしまい、

ナースコールを押しました。

『もう、我慢できません!!!!』

それだけ伝え、点滴を抱えたままトイレに駆け込みました。

水のように排便したかと思うと、

トイレットペーパーには赤い血…

そこからは痛くて痛くて仕方がなかったです。

だけど、看護師さんが数分おきに来てくれて

優しく声をかけてくれたので、不思議と安心感はありました。

しばらくして『移動をお願いします』と

見たことのない手術室の看護師さんが迎えに来てくれました。

手術室に入るまでの雰囲気

手術室の第一印象

手術室までは、歩いて向かいました。

中に入ると、結構な人数がいて

みなさん笑顔で出迎えてくれました。

ただ、私の表情がすごく痛そうだったのか

『痛いよね~もうすぐ終わるからね~』

と声掛けをたくさんしてくれました。

そして、初めて見た手術室でしたが

「わ~!ドラマでみるセットだ~」

などと感動する余裕もなかったです。

手術室に入ってからのわたしの気持ち

もう、

『怖い怖い怖い怖い怖い怖い…』

さっきまでの覚悟はどこへ行ったのか?

というくらい、この感情しかなかったです。

だけど、手術台に座り先生を待っているときに

看護師さんがずっと背中をさすってくれていたので

不思議と安心感はありました。

手術中の体験

脊髄麻酔

いよいよ、先生が手術室に入ってきて、

麻酔を打つ時間になりました。

目の前に看護師さんが立ってくれて

私は体を預けたまま、背中を丸めていました。

その時に、先ほどの時間でネットで調べたことを思い出し、

・深呼吸をゆっくりすること

・変に体に力を入れないこと

この二つを徹底してやりました。

そうすると意外なことに、点滴を刺すときよりも痛みはなかったです。

そして、針を刺してしばらくして液体を入れるのか

何か、ジンっとしたものが背中から入る感覚がありました。

一通り麻酔が終わり、そのまま座った状態でいると

少しずつ、あんなに痛かったおしりの痛みが引いてきました。

それからは、うつ伏せの状態で手術台に寝ころび

下半身に何も感覚がなくなったところで

手術が始まりました。

手術中に感じたこと

麻酔が聞いてからは、痛みの感覚が

全くなくなりました。

ただ、引っ張られたり、何かが触れている感覚はあり、

意識もはっきりしてるので、先生たちの会話を聞いていました。

さすがに、寝ることまではできなかったですが

手術前まで感じていた恐怖心は無くなりました。

だけど、会話を聞いている中で

『では、電メス行きます。』

という会話が聞こえてきたときは

さすがに

『え、本当に痛くないよね?!』

と不安にはなりました。笑

以外にも、10分から15分ほどの予定が

1時間ほどに延びた手術で

最後に先生が取れたポリープを見せてくれました。

大きいサイズのものが2個ほどあり、

見た瞬間、大きい梅干しの様でした…笑

ただ、その場にいた看護師さんを含めた全員が

手術が始まった瞬間に

『これはすごく痛かったね~』と声をそろえていたので

この時、覚悟を決めてよかったと

心の底から思いました。

手術が終わってから

病室に行くまで

下半身が自分の思った通りに動かない感覚を

初めて味わいました。

手術台からストレッチャーに乗せられて

病室まで運ばれました。

ストレッチャーからベッドに移るとき、

看護師さんが2人であっという間に

動かしてくれた時は、魔法かと思うくらいスムーズで

一人ながら感動しました。

麻酔が切れた後の感覚

病室のベッドでしばらくスマホを触っていると

おしりをギューっと押されるような違和感が出始めました。

最初はそれが麻酔が切れかけている合図だとは知らず

何か変だな~くらいに思っていたのですが

その違和感はどんどん強くなり痛みに変わってきました。

ヒリヒリとするような痛みではなく

おならを出したいのに出せないような

そんな感覚です。

手術が終わって1時間ほどたったころからそれは始まり、

夜ご飯を食べるころには、

痛みで、全部食べ切ることができませんでした。

出血や違和感

おならが出そうで出ない感覚で

だけど、おしりの中から何か押し出している様な

変な違和感で初日の夜は

1時間おきにトイレと病室を往復していました。

さらには、尿意もあるのに麻酔のせいで思うようにできず

これが術後、一番つらかったかもしれません。

この時思ったのが、手術当日だけは

病室を個室にしてもらったほうが良かったなと思いました。

出血に関しては、トイレットペーパーに着く程度で

そんなにひどいものではありませんでした。

ただ、やっぱり座ったり立ち上がったりするときに

おしりに力が入るため、ゆっくり動いても

痛みがしばらくゼロになることはなかったです。

だけどそんな時、看護師さんが

マメに状態を確認しに来てくれるので

それはとても心強かったです。

手術当日を終えた感想

覚悟を決めてよかった

この一言に尽きます。

確かに、手術後の痛みはありますが、

手術前のどうしようもない痛みに比べると

本当にやってよかったと思えます。

確かに、怖かったし

もう二度と同じような経験はしたくないけど

プロである看護師さんたちがしっかりサポートしてくれるので

意外と何とかなりましたし、

あんなに痛くて6年間も付き合ってきましたが

もっと、早い段階で手術していたらと思うと、

あの頃の自分にアドバイスしてあげたかったです。

なので、もし手術を迷っている方!

ぜひ、早い段階で決断するのをお勧めします!

次回は、術後編について書いていきますので

ぜひ、見に来てください。

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